1月27日(火)に直江津港湾協会理事会研修会を開催しました。
今年度の理事会は直江津港における課題検討や港湾振興に向けた研究の場にできればと考え、港湾における油濁事故対策として汚染対策部会と合同で研修会を行いました。
上越海上保安署の相場署長様から海上保安や港湾における災害、事故対応について、「直江津港及び日本周辺海域における状況」と題してご講話いただきました。
その後、具体的な事故対策として油濁汚染について、公益財団法人 海と渚環境美化・油濁対策機構様、相川海運産業株式会社様からご講演及び水槽実験を行っていただきました。
水槽実験では実際に資材・処理剤等を用いた油の防除を行い、出席者からは「油の種類・性状によって油防除資機材を使い分ける必要があることが分かった」などの声が聞かれ、質疑応答でも積極的な質問がなされ有意義な研修となりました。
㈱太田国際貨物ターミナル
茨城港(常陸那珂港区)
当協会では、10月28、29日に群馬県の㈱太田国際貨物ターミナル(以下OICT)及び茨城港の視察を行いました。会員ほか15名が参加しました。
OICTは地域経済振興と企業の貿易支援のため、太田市、太田商工会議所などが出資して平成11年に設立された第3セクター法人。空コンテナのマッチングや物流全般の管理等、近隣に集積する外国貿易事業者を中心に利便を図り、取扱貨物量を拡大しています。
茨城港は平成20年12月に日立港、常陸那珂港及び大洗港の3港統合により誕生。
日立港区は完成自動車の輸出入。常陸那珂港区はコンテナ貨物や建設機械の輸出。大洗港区はフェリー、クルーズ、マリンレジャーと、各港区ではそれぞれ役割分担がなされています。
OICT、茨城港とも物流サービスの工夫等により貨物の取り扱いを拡大しており、当直江津港においても港の振興に向けて参考にしてまいりたいと考えております。
10月21日、公益財団法人日本海事センターが主催する「海事・観光立国フォーラム」が開催されました。
本州日本海側では初めてとなる今回は、「今後の海事産業の発展と地域活性化に向けて」として、学識経験者ら3人が演壇に立ち、230名を超える多くの参加者が聴講しました。
海に関係する産業発展への貢献活動などを行う公益財団法人日本海事センターが本州日本海側で初めて上越市において「海事・観光立国フォーラム」を開催されます。
北陸新幹線の開業や小木直江津航路への高速カーフェリーの就航など、上越地域における海陸交通の活性化が見込まれる中で今回は「今後の海事産業の発展と地域活性化に向けて」をテーマとしています。
参加費は無料ですが、事前に申し込みが必要です。
多くの皆様のご参加をお願いします。
○日時 平成26年10月21日(火)14時から17時10分まで(開場13時30分)
○会場 ホテルハイマート(新潟県上越市 JR直江津駅徒歩1分)
○内容 特別講演「金魚のはなし」
東京海洋大学学長 岡本 信明氏
基調講演「山椒太夫から見える日本海ルートの文化遺産」
上越教育大学大学院教授 川村 知行氏
基調講演「地域交通の活性化と北陸新幹線・上越妙高駅」
国土交通省総合政策局公共交通政策部長 藤井 直樹氏
日本海事センターの調査研究報告
懇親パーティー
○参加費 無料
○お申込み方法
添付チラシの「参加申込書」に必要事項をご記入の上、FAXにてお申し込みください。
「第16回海事・観光立国フォーラムin上越2014」チラシ
7月23日、24日に市内企業の海外取引などの支援と直江津港の利用促進を図るため、JETRO、NICOによる貿易実務講座(初級編)を開催し(当協会は共催)、14社、20名の皆様からご参加いただきました。
講座では、日本貿易振興機構(ジェトロ)認定貿易アドバイザー試験合格者の前田直明様を講師にお招きし、取引相手の見つけ方から貿易手続きの進め方、代金決済まで実務全般にわたりご講義いただきました。
2日目の演習「貿易実務ロールプレー(貿易の仕組みと流れの模擬体験)」では輸出者、輸入者等の役割を担当し、貿易全体の流れと書類作成を模擬体験して実務を実践的に身につけました。
参加者からは、「初歩的な説明でロールプレーもあり、分かり易かった。」「知りたい事にぴったりだった。」などのお声をいただきました。
7月22日(火)、「海の日」記念行事として佐渡汽船ターミナルビル4階で、海事関係者等約30名が出席し、直江津港の安全と発展を祈念して安全祈願祭を執り行いました。
また、安全運航を願い在港船舶に激励の品を贈りました。
今年度も、会員一同、海上における航行や荷役作業等の安全に努めてまいります。
第72回直江津港湾協会「海の日」親善ソフトボール大会を7月12日(土)上越市スポーツ公園野球場などで開催しました。
台風の影響で開催が危ぶまれるなか、天候も回復し、友好港湾都市の佐渡市から小木港利用協議会チームが参加したほか、15チーム約190名と近年にない多くの参加者が熱戦を繰り広げました。
ソフトボールを通して、それぞれのチームワークをいかんなく発揮され、海事関係者の親睦を大いに図ることができました。
大会結果は以下のとおりです。
優勝 三菱化学ハイテクニカ㈱・三菱化学物流㈱連合
準優勝 直江津海陸運送㈱
第3位 高助合名会社
第3位 小木港利用協議会
7月23日(水)、24日(木)にジェトロ新潟、(公財)にいがた産業創造機構が主催(当協会は共催)する貿易実務講座(初級編)を上越商工会議所にて開催します。
これから貿易を始めたい方、海外業務・貿易担当部署に新たに配属された方、基礎実務を体系的に整理してみたいという方などを対象に、
取引相手の見つけ方から貿易手続きの進め方、代金決済まで実務全般にわたって知っておくべき基礎知識の習得を目指す実務講座です。
本講座は、永年商社やメーカーで国際業務を担当してきたジェトロ認定貿易アドバイザー試験合格者により、2日間で実務に必要な基礎知識の習得を目指します。
皆様のご参加をお待ちしております。
参加費はテキスト代1名につき2,000円で、事前のお申し込みが必要となります。
詳細はこちら(別紙チラシからお申込みできます。)
5月30日(金)に直江津港湾協会の平成26年度通常総会を開催しました。
総会では、平成25年度の事業報告及び収支決算報告のほか、平成26年度の活動方針や収支予算など5議案について承認をいただきました。
また、経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部 政策課企画官の 髙倉様から「メタンハイドレート開発の現状」と題し、国産のエネルギー資源として期待されるメタンハイドレートの調査状況、商業化に向けた工程などについてご講演をいただきました。
直江津港においては、LNGの輸入拡大を主因として年々港勢が拡大しているところでありますが、当協会では、メタンハイドレートなど新たなエネルギー資源の活用に資する港として、また企業に近接している港の優位性や太平洋側港湾に対する代替機能といった役割について、国や県、後背地の企業などに強くアピールするとともに利用促進活動に積極的に取り組み、地域経済に貢献する港として、本年度も一致協力して活動を展開してまいります。
中原八一国土交通大臣政務官に要望書を手交
本年1月17日、直江津港をメタンハイドレート掘削調査などの支援拠点港とすべく、上越市、上越商工会議所とともに国土交通省、経済産業省資源エネルギー庁及び県選出国会議員に対して要望を行いました。
昨年、上越沖を含む日本海側において実施されたメタンハイドレートの広域的な分布量調査や上越火力発電所と直江津LNG基地の操業など、直江津港はエネルギー拠点としての地歩を着実に固めています。こうした動きを捉えて、メタンハイドレートに係るより一層の調査、試掘、採掘などの推進とその支援のため、上越沖海域に最も近い直江津港を拠点港湾とすることや関係施設の整備について、関係者に働きかけたものです。
今後もエネルギー拠点としての直江津港のポテンシャルを向上するため、時節をとらえて要望活動を継続してまいります。